ヒートショック対策
ヒートショックとは
気温の変化によって血圧が上下して、心臓や血管の疾患がおこることをヒートショックといいます。日本では年間約19,000人が、入浴中に亡くなっていると推計されていますが、原因の多くはヒートショックである可能性が高いようです。ヒートショックは冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し浴槽に入るときに起こります。特に10℃以上の温度差がある場所は危険とされており、お風呂以外にもトイレなどの温度変化がある場所は注意が必要です。
ではヒートショックを防ぐにはどうすればよいでしょうか。
ご自身でできる対策と建物の対策で考えてみます。
ご自身で行う対策
①入浴前に脱衣所を暖めておく。
②食後すぐの入浴は避ける。(1時間ほどあと)
③入浴前にコップ1杯の水を飲む。
④浴槽に入る前に手足にかけ湯をする。
⑤入浴はほんのり汗ばむ程度に長湯は避ける。
建物の対策
①冷え込みやすい脱衣室や浴室、トイレに暖房器具をつける。
②窓を二重サッシにする。
③冷たいタイルの浴室からユニットバスにする。
大切なことは家の中を暖かくすること。各部屋や廊下などの温度差を極力小さくすることと共に、部屋の熱を外へ逃がさないことが重要ではないでしょうか。
これから寒くなってきますので、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。